債務整理で借金問題を解決
債務整理とは、公的な制度や私的な示談交渉など、何らかの手段を通じて、借金を減らしたり免除してもらうことを言います。
債務整理の方法の一つとして、身近な言葉では『自己破産』と言う言葉がよく知られていますが、その他にも以下のような整理方法があります。
- 債務整理の種類
- 自己破産/特定調停/民事再生/任意整理
- 詳しくは『債務整理の種類』でご紹介します。
債務整理の特徴
債務整理は、債務者の負担(返済額など)を減らして、経済的に立ち直らせる支援を目的としています。
どの借金整理にも共通して言える『借金整理の特徴』とも言える一番のポイントは、債務者の負担(返済額など)を減らして、経済的に立ち直らせる支援を目的としたものです。
ただ、公的・私的を問わず、それぞれの整理には債務者本人の状況、債権者との関係など複数の要素が絡みます。
どの制度でも利用できる、と言うわけではなく、また、どの制度を利用するのが最も債務者にメリットがあるのかも異なるため、債権者自身が置かれた状況に応じて、最適な借金の整理方法を選択することが重要です。
しかし、どの整理方法が自分に最適かを見極めるのは、債務者本人では難しい場合が多いため、一度お近くの弁護士や司法書士事務所の無料相談などを利用して、自分にとってどの整理方法が一番適しているのかを把握すべきです。
弁護士事務所や司法書士事務所が開催している無料相談は、電話でも受け付けており、借金額や借入先、借入期間などの情報が分かれば、解決方法をその場で提示してもらえる場合もあります。
債務整理により期待される主な効果
債務整理をすることで、どのような効果が期待できるかをご紹介します。
詳細は整理方法によって異なりますが、主に以下のような効果が期待できます。
- ・借金が減額・免除される
- 債務整理にはいくつかの方法がありますが、いずれにおいても、最大の効果は借金を減らす、または免除してもらうことができる、と言う点です。
- ・業者からの取立てがストップする
- 債権者や債権回収業者からの取り立ては心理的にもつらいものです。
債務整理を弁護士や司法書士に借金整理を依頼した場合の大きなメリットの一つとして、そうした業者からの取り立てをストップさせることが出来る、というものがあります。
同様に、裁判所に申し立てを行った場合などでも、消費者金融などからの取立てをストップさせることが出来ます。 - ・利子のカット
- 消費者金融からお金を借りると、その利子は思いの外高いもので、借金の返済の足かせになることも多々あります。
債務整理をすると、借金の減額と同時に、将来支払うはずだった利子をカットし、無利子の状態で返済を行うことができます。 - ・返済計画の見直し
- 借金の返済は、収入の減少や計画性の無い借入などによって困難になる場合があります。
いずれの債務整理の場合でも、それまで無理のあった返済計画を見直し、無理なく返済ができるような形に変更することができます。 - ・財産を手放さなくてもよい整理方法もある
- 借金を整理するというと、自己破産などでは、家や車など、全ての財産を手放さなければならない、と言うイメージもあるかも知れませんが、借金の整理方法によっては、財産を手元に残しながらの借金を整理することが可能です。
- ・周辺に内緒で整理することが出来る
- 「会社に借金を知られるとクビになるかもしれない」
「家族に借金が知られると、離婚されてしまうかもしれない」
「近所の目が不安」
そんな心配もいりません。
周囲に気づかれること無く、借金が整理できる方法もあります。
債務整理を誰に相談すれば良いか?
債務整理は、法律などの専門知識が必要なため、原則として専門家に相談する必要があります。
相談できる主な専門家とそれぞれの特徴などをまとめました。
- ・弁護士
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弁護士は言わずと知れた、法律のプロです。
債務整理の複雑な手続きも、弁護士に任せてしまえば、依頼人である債務者はほとんど何もしなくても済みます。
また、債務整理を行う場合の取り扱える債務額の上限も弁護士にはありません。
弁護士でも取り扱っている分野によって専門性や得意不得意があるため、債務整理専門の弁護士に依頼するのが良いでしょう。 - ・認定司法書士
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司法書士のうち、国から認定を受けた認定司法書士は弁護士と同じように債務整理の手続きを代理することが出来る法律のプロです。
債務整理の代理人として行えることは弁護士と同じですが、一つだけ異なるのは、取り扱える金額に上限があり、一件につき140万円以下の場合のみ代理できるという制限があります。
司法書士の場合も、債務整理を専門としている事務所を探して依頼すると良いでしょう。 - ・法テラス
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法テラスは、国によって設立されている法的トラブルを解決するための機関で、一定の条件を満たせば無料相談を受けることができ、弁護士や司法書士などを紹介してくれるため、どこに債務整理を相談してよいか迷っている場合は、窓口的な役割を担ってくれます。
また、一定条件を満たすことで弁護士費用などの立て替えを行ってくれる制度も用意されています。 - ・市区町村の役所
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行政による債務整理相談窓口として、各市区町村などの役所などで債務整理の相談も行われています。
開催日時が頻繁でない場合や、住民が対象などの制限がありますが、原則として無料で相談を受けてくれます。