普段私たちが何気なく使っているクレジットカードですが、どういった仕組みになっているのでしょうか。
クレジットカードのクレジットとは、英語のcredit(信用)を意味し、カードを所有する会員に与えることを保証するものです。
クレジットカードの発行会社は一定の条件をクリアした会員に対してカードを発行し、加盟店でその会員がカード決済をすると、会員に代わって代金を加盟店に支払います。
加盟店は会員からカードの提示を受けた際、カードの持つクレジット(信用)から、支払いをカード発行会社から受けれるものと期待して、現金を貰わずとも決済に応じるわけです。
では、代金を立て替えてくれるクレジットカード発行会社の仕組みとはどのようになっているのでしょうか。
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クレジットカード会社の利益の仕組み
クレジットカード会社は、主に以下のような方法で利益を生み出しています。
- 会員からの会費
- 会員が分割払いやリボ払いを選択した場合の金利・手数料
- 会員がキャッシングした場合の金利・手数料
- 加盟店からの手数料
クレジットカードの普及
会員にとっては、クレジットカードで決済をすることが出来れば、現金を持ち歩く必要が無いため非常に便利です。
また、リボ払いや分割払いなど、支払いを何回かに分けて行うことができるため、一括では支払うことが出来ないものでも、数回に分けて支払うことで手に入れることができると言うのも大きな魅力です。
更に、盗難などの被害に遭った場合でも、カードを停止することで被害を防止できることや、万一被害にあった場合でも、一定の条件下でカード会社が被害を補償してくれる場合があるなど、現金に比べて有利な面が多いため、日本でもクレジットカードの利用は一般化されています。
インターネット上のショッピングなどでもカード決済は一般化しており、プレゼント用に商品を購入して、カードで決済を事前に済ませ、プレゼントを別の場所に贈る、と言ったこともできるようになりました。
加盟店側のメリット
一方、加盟店側の店舗からすると、客がカードで決済をするとカード会社にたいして一定の手数料を徴収されるため、また、手元に現金が入るのが遅くなるため、それだけ経営リスクは高まります。
本来は現金で決済してもらったほうがありがたいのが本音ですが、客の利便性を考えて加盟するのが一般的です。
また、ある調査では、クレジットカードを利用するお客のほうが、現金を利用するお客よりも3割ほど購入価格が高いという統計も出ているようです。
クレジットカードを利用できるようにしておいたほうが、結果的に売上が伸びると言うことも加盟店側のメリットとなるようです。
尚、クレジットカードには様々な種類があり、それぞれ特典や限度額などが定められています。
会員の与信や利用状況により、利用できるカードが異なります。
例えば、年収が200万円の人の利用限度額は毎月20万円だが、年収1000万円の人の限度額は100万円、と言った具合です。
これは、会員本人の支払い能力に応じて信用枠を与えるためです。
一般的には、一般カード、シルバーカード、ゴードルカード、プラチナカード、ブラックカードなどと言ったカードの種類ごとに特典や限度額が異なります。