お金を借りて失敗した経験のある人(=返すことが出来ない、返済が遅れるなど)は多いのではないでしょうか。
お金を借りるときに、返せる当てもないのに借りていませんか?しっかりと計画を立ててお金を借りていますか?
このページでは、借金に失敗しないための5つの条件をご紹介します。
また弁護士、司法書士による無料相談をお考えの方は「借金相談」へお進み下さい。
『その借金は本当に必要か』を考える
車が欲しい、家を買いたい、パチンコをしたい・・・。
人それぞれお金を借りる動機があると思います。
なんといっても一番良いのは、借金をしないことです。
お金を借りる前に、その借金が果たして本当に必要な借金なのか、をよく考えてみましょう。
- 自分が贅沢をするために使うお金ではないか
- 無くても良いものを買おうとしていないか
- それがないと生活に支障を来たすものなのか
返済計画を立てる
借金の失敗とはつまり、「借りたは良いが、返せなくなった」と言う状態に陥ることです。
これでは、お金を貸してくれた側にも迷惑を掛ける結果になってしまいます。
そうならないためにも、まずはじっくりと返済計画を立てましょう。
- 自分の収入はいくらで、毎月返済に当てられる金額はいくらか
- いくらを借りて、「いつまでに」、「いくら返す必要があるのか」
- 思わぬ出費などがあった場合でも余裕を持った返済ができるか
と言ったことを念頭において、計画を立てましょう。
上記の条件と、借りる金額が釣り合わない時は、いくら必要だからといっても、返済に失敗する可能性がありますので、借りる金額や借り入れ先などをもう一度検討しましょう。
金利を把握する
お金を借りる際に、一番のポイントになるのが、借りたお金に対してかかる「金利」です。
お金を借りるときは、金利は少しでも安いほうが有利です。
一般的に、公的金融機関の金利は安く、民間金融機関のほうが金利は高くなります。
また、民間でも、都市銀行などの金利は安いほうで、ノンバンクのサラ金などの金利は法律の上限ギリギリの高金利です。
それぞれ借り手側の条件(収入や担保など)や借金の使途などによって、貸してくれる金融も限られてきますが、どの金融機関が自分にとって一番有利か、と言う事をよく検討しましょう。
使途を問われないフリーローンなどの場合、借りやすい反面、金利は非常に高くなっていますので、ご注意下さい。
また、貸してくれる金融機関が無いから、といって、闇金などからお金を借りるのは絶対にやめましょう。
- 金融機関により、金利に格差があります。(サラ金>>>銀行)
- なるべく条件の良い金融機関より借り入れしましょう
- むやみに金利が安いとうたう金融業者には注意しましょう
- 借り入れの手数料が法外な業者には注意しましょう
借金のために借金をしない
自転車操業という言葉がありますが、これは借金を返済するために、別のところから借金をして、と言うのを繰り返す状態です。
家計のやりくり、とも表現できますが、この状態では借金は減りません。
更に、少しでも増えていってしまうのであれば、いつかは貸してくれる金融機関は無くなったり、高金利でしかお金を借りられなくなります。そして自転車は止まってしまいます。(つまり破産です。)
今は昔に比べると容易に自己破産が成立するように法整備が進んでいますし、自己破産以外にも借金を整理する方法はありますので、出来るだけ早い段階で見切りをつけたほうが懸命でしょう。
契約書をしっかりチェックする
お金を借りる際には必ず事前に金融機関との契約書に目を通してから契約をしましょう。
分からないことがあれば担当者に必ず確認してください。
「文字が小さくて面倒くさい」「ちゃんと返すのだから問題ない」などといっていると、後で思わぬトラブルになることがあります。
例えば以下のような言葉は把握していますか?
・期限の利益
・遅延損害金
・連帯保証人
尚、知人などから借金をする場合も、後々のトラブルを防ぐためにも、借用書を交わすべきです。
借用書には最低でも、
・借り入れ元本
・金利
・両者の実印
程度は記載しましょう。
これらは必要最低限のルールとして、お金を借りる前にしっかりと確認しましょう。